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2010年03月13日(土) 17:05

週末時点の25日騰落レシオは105.05%、来週中の120%超が視野に

足元で意外とも思える強さを発揮している相場ですが、先物に振り回されただけと言われればその通りかも知れません(^^;。ただ、もしそうだとしても、事実として上昇基調が続いていることは素直に認めるのが筋。そこで、足元の確認を兼ねて、週末時点の騰落レシオの状況を把握しつつ、来週の展開についても考えてみましょう。

騰落レシオとTOPIX

前週末(3月12日)時点での25日騰落レシオは105.05%。直近でのボトムは、2月19日の70.35%だったので、ちょうど3週間でここまで上昇してきたことになります。

一般的に、騰落レシオでみる過熱水域は120%超えと考えられているので、その観点からは、まだ余地はかなり残っているように思えます。ただ、この先数日間で計算から抜け落ちていく数字が、2月第1週終わりから第2週前半にけけての、かなり弱い相場だった頃にあたるのが曲者。この先3日間、750銘柄値上がり/750銘柄値下がりのチャラ相場が続いたとしても、25日騰落レシオは120.02%まで上昇してしまい、一般的な過熱水域に入ってしまうことになります。

添付してあるグラフをご覧頂ければ分かりますが、やはり25日騰落レシオの120%超は「それなりに気を付けた方が良い水準」と言えそうなのは否定できません(^^;。もちろん、だからといって、これだけで相場観云々を言い切るつもりは全く無いのですが、一応、頭の片隅に入れておこうかなと考えています。ちなみに、20日騰落レシオは、先週末時点で122.45%まで上昇しています。

そういえば、金曜日のビッグSQ。日経平均のSQ値は 10808.73、TOPIXのSQ値は 936.93 でした。日経平均のザラ場高値は 10777.49 だったので、いわゆる「幻のSQ値」になっています。TOPIXはザラ場高値は 937.50 だったので、幻ではなかったのですが…。

科学的な検証は何も無いんですが(^^;、経験則として市場関係者の間で語り継がれているのが、「幻のSQ値」は、テクニカル的に意識される水準となって残ってしまい、上値抵抗線や下値支持線となることがある、ってこと。今回は日経平均がモロに「幻のSQ値」となってしまったため、来週の相場でこの水準をあっさりクリアできるかどうか、心理的なポイントとしても注目しておきます。



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2010年03月10日(水) 16:42

日経平均銘柄入替え、今日の日新製鋼/日本電気硝子の値動きと今後

昨日大引け後に発表された日経平均の銘柄入替え(日経の記事はこちら日経平均プロフィル内のリリースはこちら)。発表明けの今日、新規に採用された日新製鋼(5407)と、事前予想で次点で有力だった日本電気硝子(5214)の値動きを日中足で復習しておきましょう。

日新製鋼(5407)日中足
日新製鋼(5407)日中足

日本電気硝子(5214)日中足
日本電気硝子(5214)日中足

全体の感想としては、事前に日新製鋼がかなり先回りして買われていた印象だった割に堅調だったこと。さらに、日本電気硝子は、寄付きこそ失望売りを食らったものの、ザラ場で切り返してプラスで終わっているのはご立派、ってこと。日新製鋼については、素直に需給好転期待が先行したからでしょうけど、日本電気硝子がなぜ売られなかったのか…。考えるに、日経平均銘柄入替えはこの春先にもう一つチャンスがあり、そこでは日本電気硝子が採用筆頭候補になるから、と考えることが出来ます。

これも復習ですが、この先、三菱ケミカルホールディングス(4188)による三菱レイヨン(3404)の完全子会社化で、三菱レイヨンは上場廃止になる予定。このため、同株の替わりとして日経平均に一銘柄、新規採用されることになります。実は、今回の発表でこちらも一緒に前倒し発表される可能性も無くは無かったのですが、現在は三菱ケミHDによるTOBが進行中。まぁ、結果に間違いはないだろうけど、TOBが終わるまでは完全子会社化は正式には決定していないので、まだ東証から三菱レイヨンの上場廃止は発表になっていないのです。

もちろん、この件は、揉めているような案件でもなく、3月19日にTOBが終了して結果が発表され、それと共に東証から三菱レイヨンの上場廃止が発表されるハズ。そして、過去の例からすると、東証の発表後に日経から銘柄入替えについての発表があり、その2~3日後には実際の銘柄入替えがある、という手順になるはずです。ということは、想像すると、3月19日(金)の夕方から夜にかけて日経から銘柄入替えが発表され、3月22日の祝日(月)後の週にでも、実際の銘柄入替えが発生することになりそうです。もちろん、これはあくまで私の想像ですので、正式には日経からの発表を待つことになります、為念。

現時点では、銘柄入替えを予想するのに使うデータ面には差異はないので、採用候補銘柄としては、今回外れだった日本電気硝子が、順送りに今度の筆頭候補になりそうです。他に、トクヤマ(4043)や三菱瓦斯化学(4182)などが素材セクターの流動性面から候補として出てきます。数字としては、大同特殊鋼(5471)がその次ぐらいに来るのですが、日新製鋼が採用された今となっては、可能性は低そうですね。

また、コスモ石油(5007)も採用候補として考えられそうですが、コスモ石油は素材セクターのなかで、新日本石油と新日鉱HDという石油株の替わりとして光が当たっていた面がある銘柄なので、可能性としては次回は低めランキングになるのは避けられそうにありません。もっとも、逆説的には石油が最初に入らなかったので次に石油が入る、という可能性も有り得る話ですが…。この辺の謎解きが興味深いところです(と他人事…(^^;)。

いずれにしろ、この仮定スケジュールで行くと、あとざっくり2週間待ち。となると、日本電気硝子を持っていたとしても、慌てて売却することもないと考えるのは、ある意味で当然かもしれません。さらに、次回の採用を期待するのであれば、今朝の寄付きで売られたところなどは、"絶好の買い場"と考えた向きが居ても、全く不思議ではありません。3月19日の大引け後に注目しておきましょう。

追記(3月11日)

え~~っと、誤解があるといけないので追記です。三菱レイヨンの上場廃止が3月19日に発表されるとは限りません。三菱ケミHDは全株式取得を目指しているのですが、もちろん、TOBが成立しないとそうなりません。現実的に考えて、TOBそのものの成立は大丈夫に思えるのですが、それから外れた株は、株式交換によって三菱ケミHDの株式に交換されることが予定されています。これは正式なリリースに記載されている通りです。

取引所が三菱レイヨンを上場廃止にするには、上場規定に沿った形で該当する必要があります。そのひとつが浮動株基準で、75%超が特定株主の所有になってしまうと上場廃止基準に該当することになります。またTOBの買い付け株数が95%でも基準に該当することになります。通常は有価証券報告書の提出で確認される事柄なので、TOBの結果だけでそうなるかどうかは、現時点では分かりません。ということで、三菱レイヨンの上場廃止発表は、最短で3月19日。最長だと、株式交換が実施されて、有価証券報告書で確認されてから(数ヵ月後)ってことになります。追加でした。



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2010年03月09日(火) 18:59

日経平均銘柄入れ替え発表、日新製鋼を新規に追加採用

本日(3月9日)大引け後、ほぼ事前の予想通り、日経平均の銘柄入替えが発表になっています。ニュース記事は、『日経平均銘柄入れ替え、日新製鋼など3銘柄を新規採用』(日経)で、日経平均プロフィル内にも正式リリースが出ています。記事には「3銘柄」と出ているのですが、そのうち2銘柄は会社統合に伴う自動的なもので、新規に採用されたのは日新製鋼(5407)です。

新規銘柄除外銘柄
日新製鋼(5407)---
JXホールディングス(5020)新日本石油(5001)、新日鉱ホールディングス(5016)
NKSJホールディングス(8630)損害保険ジャパン(8755)

実は、今回のチョイスは、事前に証券各社から出ていた色々なレポートの通り、本命が選ばれた結果になりました。つまり、"サプライズはなし"ってことです(^^;。

日新製鋼(日足)

ネット上で無料で見れるレポートとして重宝するのに新光総研から出ているレポートがあるのですが、そこでも2月2日に『日経平均株価採用銘柄の入替候補を探る~新日本石油と新日鉱HDの経営統合に伴う補充~』と1ヶ月以上も前に出ていたぐらいです。他の証券各社レポートも、本命が日新製鋼(5407)でほぼ一致。対抗として日本電気硝子(5214)。さらに、穴としてコスモ石油(5007)あたりの銘柄が出ていました。なので、今回はサプライズは、ほとんど発生しなかったことになります。

日新製鋼(対TOPIX)

左上は日新製鋼の日足(出典:Yahoo! JAPAN Finance)です。ご覧頂いて分かるように、2月中旬頃からじり高歩調になっています。もちろん、マーケット全体の上昇が影響しているのですが、それをクリアにするために、対TOPIXでレラティブでチャートを描いてみると、右図(出典:Yahoo! JAPAN Finance)。2月中旬以降の局面だけを取ると、日新製鋼が対TOPIXでそれなりのアウトパフォームをしていたことが分かります。

と言うわけで、明日以降の相場では、日新製鋼の動きとともに、外れ銘柄の日本電気硝子の値動きにも注意しておきましょう(^^;。もうすぐビッグSQですしね。なお、実際の銘柄入替えは今月末前に実施されます。最初に除外が来て、4月に入ってから追加となります。その辺の詳細は上記リリースをご覧下さい。




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2010年03月06日(土) 18:11

前週末時点の25日騰落レシオは95.05%。割安でも割高でもない状態に

騰落レシオとTOPIX
先週末の相場は、先物主導で大幅高。その前日あたりに売り込んだ向きのショートカバー感がプンプンしていたものの、理由は何でアレ、かなり強い印象をもたらす引け味だったのは事実。そこで、一歩下がって眺めるテクニカル指標として私がかなり信頼している騰落レシオを見て現状把握。

前週末時点での25日騰落レシオは95.05%。直近では、2月19日に70.35%まで下落していたので、約半月で売られ過ぎ感のある水準から中立水準まで戻したことになります。

その前のサイクルを見ると、1月6日に127.64%まで上昇したところから、2月19日の70.35%まで下落。約1ヵ月半ってところでした。もちろん、このリズムが繰り返されるかどうかは全く不明なんですが、一応、その辺のリズム感を持って相場が推移すると考えれば、4月初旬あたりに掛けての堅調相場というシナリオを描くことも可能になってきます。もっとも、リズム感だけで相場を張るワケには行かないでしょうから、この辺のリズムを頭に入れたうえで、他の要素を考えて投資判断をするってことになるんでしょうけどネ。

相場全体感とすると、どうしても方向感が掴みにくい展開が続いています。金曜日の相場でも、指数はそれなりに大きく上昇したものの、売買代金ベースで見れば、盛り上がったとは言い難い状況。CTAなどによる先物大量売買が市場全体を揺り動かす状況が続いているんでしょうが、これは文句を言っても仕方がないこと。「それも相場」です。

騰落レシオの状況から"だけ"で考えると、多少の上値はありそうな雰囲気ながら、大したことは望みにくいといった印象。敢えて言えば、『谷浅ければ、山低し』って感じですかね…(^^;。いずれにしろ、無理をする局面ではなさそうです。



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2010年02月27日(土) 20:01

ウォール街でもカーリングが人気って…(^^;


全くの雑談です。New York Times紙に出ていたのが、『On Wall Street, a Romance With Curling』 との記事。もちろんニュース記事そのものは英文ですが、詳細は記事本文をお読み頂くとしましょう。ここではざっくり訳すと、大引後にCNBCがオリンピックのカーリング競技を中継したところ、大うけで視聴率も非常に良かった。そして、トレーダーの間でファンが急増している、とのこと(^^;。財務省のお役人方々までそうだって書いてあるので、半端ではありません…(^^;。

確かに、あの競技は既に国民の多くがルールを理解した通り、かなり頭を使う種目です。単に速い、強いだけの話ではありません。戦略、戦術、そして心理面の戦いなど、まぁ、色々と相場に通じるところはたくさんあると思います。だから、その辺で相場でのやりとりを日常的に行っているトレーダーが親近感を感じるのは、なんかとても良くわかります。

しかし、あの肉食中の肉食人種のNYのトレーダー連中が「癒し」を求めてカーリングに熱中するというのも、何か…、ねぇ~~(^^;。とは言うものの、今日のカーリング決勝戦には、私個人としても結構、見入ってしまった…(^^;。



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2010年02月19日(金) 16:12

JALの最終売買日、記録を残しておきましょう(^^;

今日、2月19日(金)はJAL(9205)の上場廃止前の最終売買日でした。手続上は明日、20日に上場廃止となり、その後、100%減資で株券は紙屑となります(電子化されているので、実際には紙の株券すらない)。まぁ、この辺の話は誰もが知っていることですし、いまさらって感じもするので、ここは色々な意味で一時代の終了ってことで、単に記録として書き記しておきます。

JAL今日の値動き

JAL最後の板

上記が今日の値動き(というか一本値)でした。JALは朝から大量の売り物が出ていたことで、結局、値が付いたのは最後の大引け比例配分だけ。それでも2762万4000株も取引が成立したのはご立派(^^;。最後の価格は、もちろん1円でした。

右側が最後の"板"状況です(出典:マネックス証券フル板ツール)。ここに来て、成行ではなく、1円で指値を出しているのも何だと思うのですが、もっと上の方の値段にまでかなりの指値売りが出ているのが分かります。まぁ、色々と事情があるのでしょうが(^^;、証券会社には注文件数スライドで取引所からフィーが掛かっている状況を考えると、「ちょっと・・・なぁ~」って感じもします(^^;。まぁ、最終投資家は約定しない限りコストは掛からないんですけどね。

何はともあれ、ナショナルフラッグ・キャリアーが経営破綻という事態に追い込まれ、多くの株主が損を被った事態は、マーケットとしては今日で終わり。あと、債務がどうだこうだとか、年金がどうだこうだとかは、マーケットから見る限りは関係のない話となります。個人的には、これを機会に「鶴丸」を復活させても良いと思うんだけどなぁ~(^^;。



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2010年02月16日(火) 16:32

あぁややこしい、JCOMとジェイコム…(^^;

改めて書くほどのことはないかもしれませんが、「誰か間違えるだろうなぁ~」と思っていたら、予想通り、間違えが発生したみたいなので(^^;、記録的にコメント。話はご存知の通り、「住友商事がKDDIに対抗してJCOM株をTOBする」というもの。このニュースの詳細をご存じない方は、Googleでニュース検索して内容をご覧下さい。ここでは、ニュースそのものではなく、関連して起こった「間違い」の話です(^^;。

今回の話でTOBのターゲットになっている銘柄は、正式には「ジュピターテレコム」のこと。銘柄コードは4817で、JASDAQ上場銘柄。銘柄略称は「JCOM」です(全角文字の記述が正解)。一方で、名前が似たような銘柄に「ジェイコムホールディングス」というのがあり、銘柄コードは2462。こちらはれっきとした東証1部上場銘柄で銘柄略称は「ジェイコム」。どちらも読みは「じぇいこむ」と同じですが、前者が通信業で"日本最大のケーブルテレビ局統括運営会社"の一方、後者はサービス業の"携帯電話販売中心の人材派遣が軸"ってことで、全くの別会社。もちろん、資本関係なども一切ありません。

JCOM(4817)日中足
mc_20100216_4817.gif

ジェイコム(2462)日中足
mc_20100216_2462.gif

出典:Yahoo! JAPAN Finance

上記、日中足をご覧頂けると分かるのですが、JCOMはTOB価格にサヤ寄せする格好でストップ高のままでした。これは十分に納得できるところ。笑ってしまったのがジェイコム。買い気配から始まって、それなりの出来高を伴って高寄りしたものの、その後は急激に元の水準に戻して終わり。こちらは特に何も材料があったというのではなく、当然の結果と言えばその通り。「JCOM」と「ジェイコム」の勘違いがもたらした結果としか思えないのです(^^;。要するに銘柄間違いですね。

勘違いを助長した可能性があるのが、もちろん読み方の類似があるでしょうが、会社規模の"逆転"現象、株価の似たような水準ってあたりもその原因になりそうです。TOBターゲットになっているJCOMは、時価総額、会社規模など、ほとんど全ての点でジェイコムより大きな会社。にもかかわらず、JCOMがJASDAQ銘柄で、ジェイコムが東証1部。さらに、昨日終値を見ると、JCOMは90,000円、ジェイコムは87,000円と似たような水準。素人さんだったら間違える可能性大かもしれません…(^^;。

とは言うものの、この手の間違いそうな銘柄名のパターンは、少しでもマーケットに参加している方々はあらかじめ認識していて当然の話。昔、人の手で注文をさばいていた時代には、間違いを避けるための独特の銘柄の呼び方がいっぱいありました。日本航空は「にっこう」と呼ばず「じゃる」と呼んでいたし、日工は「にちえこう」で、日本鉱業は「やまにっこう」って具合。これらの呼び方は主に立会い場で生まれ、そして証券会社各社に広がったものが多かったのです。お客さんの注文を間違えるなんて、プロとしては絶対にしてはならないこと。そのため、間違いが起こらないような予防措置的な手順が証券会社のなかには、あちこちにあったのです。時代の流れと共に、そういうカルチャーが薄れてきたのは事実でしょうし、ネット経由での取引が増加するに従って、証券会社の社員が顧客注文を直接的に扱う機会も激減しました。だからこの手の間違いは仕方ないんでしょうけど…(^^;。一度目はともかく、二度目は単なるアホですよ!

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2010年02月12日(金) 13:38

MSCI指数、2月の四半期リバランス発表。日本株は微調整のみ

MSCI Barra
日本時間で昨日、2月11日(木)早朝に、MSCI Barraから2月の四半期リバランスが発表されています。MSCI Barraからの公表リリースはこちら(PDFファイル、英文)からどうぞ。

結論から書くと、日本株に関しては新規の追加も削除もなく、株数変更の微調整だけに留まっています。元々、MSCI指数が大きく入替えられるのは5月と11月のリバランスで、それ以外の四半期は主として微調整。大型上場や大型増資などは即座に追加採用され調整されるので、その辺のエキサイトメントもなく、この時期は、それに属さない程度の規模の調整をまとめてやる、って感じです。なので、事前から「何もない」と思われていたし、実際に「何もない」というのが今回の四半期リバランス。その意味では、サプライズも失望もありません…(^^;。

じゃあ、何で書いているのかと言われれば、現時点で「何もない」と考えられていることを書いておくのも、まぁ、記録かなと…。そしてもし何か起これば、「あの時はナメていた」と反省することになるだろうし…(^^;。

MSCI Barraのサイトを隅から隅まで探しても、実は、株数変更などの詳細情報は掲載されていません。以前から何度も書いているように、これらの情報はライセンス情報で有料です。それも、決してお安くない値段です(^^;。ライセンス契約している人だけに教えてくれる情報ってことです。日本では、大手証券会社(外資系はほぼ全部、国内系もいくつか)や大手投信会社などが契約しており、徐々にその辺からレポートが出て、それがニュース記事になり、世間一般に周知されていくというのが普段の手順です。で、これを書いている時点で色々とニュース記事を検索してみたのですが、どこにも見付かりませんでした。それだけ「何もない」ってことです(^^;。

色々な情報ソースから教えてもらったところ(なので、全てぼやかした伝聞調です(^^;)では、日本株で金額ベースで一番大きく増加するのは野村HD(8604)とのことですが、それでも1日平均売買代金で考えると0.2日程度にも満たない水準。まぁ、大引け間際の瞬間インパクトはともかく、中期的なインパクトは非常に考え辛いですね(^^;。金額ベースで一番大きく減少するのは三菱UFJ FG(8306)とのことですが、対1日平均売買代金では1桁%の水準。誤差以下の範囲です。まぁ、1日平均売買代金ベースでもう少しインパクトが大きそうな銘柄もいくつかある様子ですが、それでも、1日以上のインパクトがありそうな銘柄は計算上は出てこない状態。まぁ、無風に近いですね(^^;。

一方、日本株全体で見た場合の資金フローですが、敢えて書けば若干の流出みたいです。ただ、それでマーケットが大きく動くような規模ではない様子(敢えて詳細は明記しませんが…)。これらのリバランスは、今月末、つまり2月26日(金)の終値で実施されます。



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2010年02月06日(土) 15:57

アイランド・リバーサルが出現…、週明けの相場展開に注目

先週末金曜日の相場がかなり大きくギャップダウンしたことにより、日経平均もTOPIXもチャート上は「アイランド・リバーサル」っぽくなってきてしまいました。下左が日経平均の日足チャート(出典:Infoseek Money)です。

アイランド・リバーサルとは「離れ小島」という意味。窓を空けて上昇してもみあった後に、今度は窓を空けて下落してしまって、もみあった局面が小島のように浮いてしまった状況を言います。今回は上へのアイランド・リバーサル型ですが、これは下落局面での反発にも出現することがあります。

本来ならば、強烈なアイランド・リバーサル(トップ)は、もっと上昇局面が続いた天井で出るもので、その場合は「ホンマ、ヤバイ」って状態になります。今回の波で言うと、例えば1月中旬の高値の頃に、これが出ていたら本当に"ド天井示唆"ってことになっていました。下の場合も同様で、昨年11月下旬の底の局面でも、ギャップダウンしたのですが、その後にギャップアップがあったら、かなり典型的で有力な"大底示唆"となっていたのです。

今回の局面を考えると、下落中のホンの一瞬の反発局面でアイランド・リバーサルが出現。これをどう解釈するかは難しいところです。下落を示唆する雰囲気がプンプンするのは避けられないチャートの格好なのは事実で、週明けの相場の動きには注意しておく必要があります。一方、あっさり窓を埋めてしまうようだったら、このアイランド・リバーサルはダマシだったってことになります。

週末金曜日(2月5日)のNYダウは、ふらふらとしながらも、とりあえずプラスで終了。CME日経平均先物は、円建てもドル建ても、1万円割れと軟調ながら、贔屓目に見ればそれなりに落ち着いた動き。まぁ、お世辞にも強くはないですけど…(^^;。

いずれにしろ、地合いの弱い雰囲気がプンプンしているのは否定できないけど、チャートを見ている方の8割がそう考えているのも確かでしょう(^^;。金曜日ザラ場中にもこのアイランド・リバーサルは見えていた話なので、少なくとも、金曜日後場の時点で対処した方もいらっしゃったと考えています。その辺がワイルドカードですかね…(^^;。



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2010年02月05日(金) 16:21

25日騰落レシオ、本日大引時点で85.19%まで下落

騰落レシオとTOPIX
何でもかんでも「ショック」と名付けるのも節操がない(^^;のですが、今日はそうしたくなるほど色々な悪材料が重なる格好で、東京も当然のように大幅安。ただ、トヨタは朝方の一瞬以外は堅調推移で、この辺の銘柄を見ている限りでは、日経平均が300円近くも下落した(前日比 -298.89円、-2.89%、終値10,057.09円)のとは印象が一致しない一日でした。

このところ、指数が堅調でもトヨタは我が道を行くって感じで急落していたので、その修正と言えばその通りだったのかも知れません。さらに、プリウスのリコール話まで出てきて、色々な意味で「やり過ぎ感」があったのも事実なんでしょう。相場としては、「これ以上の悪材料」が想像し難くなってくるならば、そこで買い戻しや押し目買いが入るのは、お馴染みのパターン。大引間際に、産経新聞に『トヨタ擁護の声も カナダ経済紙などが米政府の“意図”批判』なんて記事も流れていましたが、似たように考えている向きはいる、ってことなんでしょう。

さて、今日の相場を受けて25日騰落レシオがどうなったかを確認しておきましょう。本日の東証1部は値上がりがたったの131銘柄で、値下がりが圧倒的な1506銘柄と全面安。この結果、25日騰落レシオは本日大引時点で85.19%まで下落。指数がかなり大きく下落した割には…って印象があるかもしれませんが、さすがに下がってきています。

この先、来週1週間ずっと750銘柄上昇/750銘柄下落のチャラが続けば、祝日1日を挟んで来週金曜日(ミニSQ日)に82.69%まで下落する計算。実は、レシオはこの先もあまり急激には下落しないのです。同様に500銘柄上昇/1000銘柄下落が来週いっぱい続けば、来週金曜日で74.44%まで下落することになり、これでちょっと「売られ過ぎ感」が出てくるのかもしれません。逆に1000銘柄上昇/500銘柄下落が続いても、レシオは90%台半ば程度です。

昨年11月末には瞬間ながら60%割れがあったことを考えると、まだ"年に1回"って感じの究極的な売られ過ぎ感は遠いように見えます。でも、"3ヶ月に1回"程度の水準は見えてきたようにも思えます。いずれにしろ、どうせ将来のことを完全に見通そうってのは無理(^^;。自分の座標軸を確かめながら、ゆっくりと確実に!



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